「台所のシンク下からカサコソと音が聞こえる」、「最近備蓄していた食品やスポンジが不自然に欠けている」という経験はありませんか?
姿は見ていないけれど、影を感じるその正体は、ネズミかもしれません。
賃貸物件でネズミが出てしまったときの対処法、駆除の方法や費用についてご紹介します。
賃貸物件のネズミ駆除費用の負担についてご紹介
賃貸物件の場合、ネズミ駆除の費用は、大家が負担する場合と、入居者が負担する場合があります。
大家側が負担する場合は、建物自体が経年劣化で壁に穴が開いていたり、木造の住宅で害獣対策を施していなかったりと、大家の管理不足や物件自体の不備でネズミが発生した場合です。
物件全体でネズミの被害があった場合は、大規模な工事が入ることもありますが、費用は大家が負担してくれます。
入居者が負担しなければいけないのは、入居者自身の部屋の使い方に問題があった場合です。
ゴミを放置していたり、物件を損壊してしまったときに管理会社への連絡を怠っていたりしてネズミが発生してしまった場合は、入居者が費用を負担します。
賃貸物件のネズミ駆除の方法と費用についてご紹介
では実際にネズミが出た場合の、駆除の方法と費用についてご説明しましょう。
ネズミの繁殖速度は凄まじいものがあるため、発生した場合には、できる限り早急に駆除する必要があります。
個人で対処する場合、まずはネズミの侵入経路をふさぐことが重要です。
殺鼠剤を使ってネズミを駆除し、これ以上侵入させないよう粘着シートなどを利用して侵入経路を断つようにしましょう。
個人で対処した後は、管理会社や大家さんに連絡をします。
だいたいネズミ駆除にかかる費用の相場は30万円とされています。
1つの部屋でネズミが出た場合、他の部屋でも発生する可能性が高いため、賃貸物件全体に対する駆除がおこなわれる場合もあるでしょう。
ネズミによる引っ越し費用は請求できるのか
ネズミの被害によって引っ越しせざるを得なくなった場合、引っ越し費用は請求できるのでしょうか。
結論から言うと、引っ越し費用の請求は難しいとされています。
その理由として、ネズミが発生したという責任の所在を明確にすることが難しい、ということが挙げられます。
老朽化した建物を保全していないといった管理会社や大家さんの過失の場合は交渉の余地もあるかもしれません。
しかし、前述のとおり、ネズミは一つの部屋で出たら必ずと言って良いほどほかの部屋でも発生します。
万が一全室の入居者が退去を希望したときに、大家がその費用をすべて負担するわけにはいきません。
そういった事情からも、残念ながら、引っ越し費用の請求は難しいのです。
まとめ
一人暮らしでネズミが出てきてしまったときなどは、とくにパニックになると思います。
殺鼠剤、侵入経路を断つ、管理会社や大家さんへの連絡、という三点を思い出し、落ち着いて対処しましょう。
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