ペットを飼える賃貸物件が増加しており、トカゲやヘビ、カメなどの爬虫類を育てたい方が増えています。
犬や猫と比べて騒音やにおいなど近隣への迷惑がかからず、飼育しやすいといった利点がありますが、注意点もあります。
今回は賃貸物件でペットを飼いたい方に向けて、爬虫類に関する法律や確認事項、脱走対策をご説明していきます。
ペット可の賃貸物件で爬虫類を飼育する前に法律を理解しておく
動物愛護管理法にある特定動物に該当するか否かをはじめに確認します。
アフリカニシキヘビ、コモドオオトカゲ、ヤマカガ、オオアナコンダ、クロコダイル科などが特定動物に該当し、人の身体や生命に危害を与える恐れがあるとされます。
特定動物を飼育する際は、あらかじめ都道府県知事の許可が必要です。
もし無許可で飼育したり保管したりすると、罰則が科されますので、許可を受ける前は購入してはいけません。
また、種の保存法に明記されている希少動物の場合は、認定された機関での登録が必要です。
ちなみにペットとして飼われている爬虫類として、ツノガエルやリクガメ、ヒョウモントカゲモドキ、イグアナなどが人気です。
ペット可の賃貸物件で爬虫類を飼育する際の確認事項
ペット飼育可と記されている賃貸物件のほとんどは犬や猫を想定しています。
爬虫類の飼育が認められるかどうかは大家さんや管理会社によって見解が異なるでしょう。
もしこれからカメやヘビ、トカゲなどを飼いたいのでしたら、ペット可で条件を絞り込みつつ、細かい要件まで見ておくのがおすすめです。
賃貸借契約書に一緒に暮らせるペットの条件が書かれていることも多くなっています。
犬や猫限定なのか、爬虫類は飼育不可なのかと記載されていますので、契約書の内容も確認しておきましょう。
記載事項を確認した後は近隣の方や大家さんへのトラブルを避けるために、不動産会社へ必ず申告しておきましょう。
ペット可の賃貸物件で爬虫類を飼育する際の脱走対策
飼っている爬虫類がもし脱走した場合、たとえ害がない生物であっても生態系へ影響を及ぼす可能性があります。
また、お住まいの物件の飼育禁止規定の有無を問わず、脱走したことをきっかけに他の方に精神的あるいは経済的な被害を与えた場合は、飼い主が損害賠償請求を受けることがあります。
トラブルを避けるためにも、外へ逃げないように十分な対策が必要です。
ペットの飼育に大切なケージの選び方ですが、ペットの大きさと運動量を考えるようにしましょう。
ヘビは運動量が低いため狭いケージを、カメは大きいサイズのケージを選ぶ必要があります。
固定できるケージであれば、脱走しにくくなります。
ケージが開けられてしまっても、部屋を施錠しておけば外へ出る可能性は低いでしょう。
まとめ
カメやヘビ、トカゲなどを飼育したい方は動物愛護管理法や種の保存法などの法律を確認し、都道府県知事の許可が必要か調べておきましょう。
ペット可の賃貸物件でも大家さんや管理会社によっては考え方が違いますので、賃貸借契約書も見ながら、必ず飼育する旨を申告しましょう。
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