賃貸物件を探すときに、「駅近」を希望条件に挙げる方は多いでしょう。
毎日の通勤・通学のことを考えると、交通の利便性や安全性が高いことはとても魅力的です。
しかし、駅近の賃貸物件に住むのは、はたして本当に良いことばかりなのでしょうか。
そこで今回は、駅近の賃貸物件の定義や選ぶメリット・デメリットについて解説します。
徒歩何分が駅近物件になる?駅近の定義とは
賃貸物件を探していると、「駅近」という謳い文句を目にすることがあるでしょう。
実のところ、「駅まで徒歩何分圏内が駅近である」という厳密な定義はありません。
しかし、「徒歩〇分」という表現には、不動産の表示に関する公正競争規約によってルールが定められています。
「徒歩〇分」は、道路距離80mにつき1分間として計算、道路環境は考慮しない、秒数は切り上げて表示(1分1秒であれば2分と表示)という条件で計算されています。
1分間で80mというのは、健康な女性がハイヒールを履いて歩いたときの速度が基準です。
子どもやお年寄りでは基準よりも歩くペースは遅くなり、道路環境や信号・踏み切り待ちなどで移動時間が増えることも考えられますので、安易に「徒歩〇分」の表示を信用しないよう注意が必要です。
駅近の賃貸物件に住むメリットとは
駅近の賃貸物件に住む最大のメリットは、交通の利便性の高さです。
毎日の通勤・通学の移動時間を短縮でき、一日のうち自由に使える時間が増えることは大きな魅力でしょう。
また、駅周辺は商業施設がそろいやすい環境であることもメリットと言えます。
通勤・通学の行き帰りに、手軽に買い物ができ、帰りが遅くなった場合でも食事に困ることはありません。
また、人通りが多く、街灯などの明かりも多い駅近の賃貸物件であれば、犯罪に巻き込まれるリスクも軽減できるため、女性にとっても安心でしょう。
駅近の賃貸物件に住むデメリットとは
駅周辺には物件が密集していることが多く、日当たりが悪かったり、近隣住民の目線が気になったりする場合があります。
駅の騒音や電車の走行音が不快に感じることも多いので、駅近の賃貸物件を選ぶときは、十分な防音性能を有しているかも確認しておく必要があります。
また、駅近の賃貸物件は、間取りが狭かったり、築年数が古めでも家賃が割高な場合が多かったりすることもデメリットと言えるでしょう。
まとめ
「駅近」に厳密な定期はありませんが、「徒歩〇分」という表示は、1分=80mで計算されています。
駅近の賃貸物件には、通勤・通学や買い物に便利なこと、安全性が高いことなどのメリットがありますが、同時に騒音問題や日当たりの悪さなどのデメリットもあります。
駅近物件への住まいを検討する際は、これらの点を踏まえて選ぶことが大切です。
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